-25周年に寄せて- 冷暖房空調設備、冷凍冷蔵設備工事のタイレイクリエイションです。長年の経験と実績であなたの「困った」にお答えします!

HOME > ニュース > 25周年に寄せて

25周年に寄せて


 今年の9月1日に会社創立25年を迎えました。
今思うとよい時期はほんの3,4年で、バブル崩壊の影響でゆっくりと
厳しい時代に入っていきました。
当時会社の資産は0に等しく、取引先の倒産などもあり、毎月の資金繰りで心臓が痛くなるような思いを経験しました。それでも仕事があれば社員と会社の存続を掛けて、時には原価割れの現場も請けて漂流を続ける
ような時期を過ごしました。
リーマンショックが2008年、続く貧乏生活から原価意識が高まり、
損益分岐点と毎月の最低売上ラインが明確になり、思いきった対策を
実行しました。
経費削減、給与を大幅に下げた事です。この時ほどつらく嫌な事は
ありませんでした。
ある日友人に“日本人は農耕民族の発想が強い、待っていても
問題は解決しない。狩猟民族の様にもっと外に目を向けるべきだ。”
とアドバイスを受け、顧客創造企業という一つのフレーズが頭に
浮かびました。新しい発想でチャンスを創造すれば思いはかなうと
かすかな希望を持ち、自分をはげまして苦しい時期をのりこえました。

 その後1000年に一度と言われる東日本大震災が2011年3月11日に発生。過去に経験したことのない惨状が毎日報道され、大きな喪失感と無力感を感じている時に、災害復興に関連するコンビニ再建の冷媒配管工事を2件請けることになりました。
5月の連休をはさみ社員で手分けして南三陸歌津、石巻渡波の被災地に向かいました。実際に見る光景はすさまじい限りで、すべてのものが破壊され、言葉に言い表せないものでした。
炊き出しを黙々と続けるボランティア、全国から集まり活動する自衛隊、警察、消防など、およそ日本の総力を結集している割には被災地域が広すぎて隅々まで手が回らない様子を自分の目で見ることにより、私達はなんと恵まれた環境に置かれているのが分かりました。
工事の現場はいつもと同じ配管でも、現地のお母さんや子供たちは再びコンビニがオープンする話をすると大喜び。厳しい環境の中、小さな事を喜びとして災害に向かい合っている姿を見て、災害復興も現地で頑張る多くの人達の小さな努力の積み重ねで達成されるのだと思い、逆に励まされ大きなエネルギーをチャージされ今までにない新しい感覚が自分自身に生まれました。




この時からすべての状況を前向きにとらえ、仕事が有るのはよい事だと意欲的に取り組む中、取引先にも恵まれ業績も改善しつつ25年を迎えることが出来ました。
景気の波に漂流した時に、やりたいことをうまく言葉にできず行き詰った時も何回かありました。しかし絶対的なピンチになると新しい工夫や創造力が湧くことも体験しました。
幸運なことに社員やまわりの方々に支えられ、現実に向かい合うことで世の中が見えるようになったような気がします。良い時もつらい時も含め貴重な体験でした。

 最後になりますが、最近戦後70年の報道の中で見た敗戦の映像は震災直後の情景がかぶって見えました。戦後の奇跡の復活は、食うや食わずの絶対的環境に置かれた私たちの父母や圧倒的多数の人達の中に、危機を乗り越え新しい国を作る強く大きなエネルギーが生まれた結果達成されたのだと、改めて思いました。
そろそろ世代交代の準備に入りますが、後の世代にもピンチをチャンスに変える発想を伝えながら、2020年に向けて創立30周年を目指します。


                                                                          2015.9.1
㈱タイレイクリエイション 代表取締役 岩本 繁


投稿者 プレハブ冷凍庫・冷蔵庫、冷凍・冷蔵設備、冷媒配管工事、空調設備工事のプロ:タイレイクリエイション :2015年09月01日